令和5年度 循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰

3R活動推進功労個人
都道府県 氏名等 功績内容
宮崎県 詠田 トキ子 環境問題に取り組む市民団体を設立する等、約30年にわたり県内の環境問題への取組を支え、現在も環境アドバイザーとして県内で出前講座等を実施。平成30年からは宮崎県4R推進協議会会長に就任し、県内の4Rの普及に大いに尽力した。
3R活動推進功労団体
都道府県 氏名等 功績内容
秋田県 炭やきで夕日の松原まもり隊 平成14年から秋田県立大学周辺の松林において、松くい虫が寄生する枯木を探索し、伐採、炭化している。できた炭は参加者等への配布や道の駅で販売している。活動の継続により松枯れ被害量は減少する成果を上げている。
東京都 一般財団法人杉並正用記念財団 本団体は、昭和40年代、杉並清掃工場の建設に関連して起きた「東京ごみ戦争」の当事者が母体。設立の昭和55年から、近隣小学校を対象とした環境作品展の実施、さらに地域の環境保全やコミュニティの維持などで功績をあげている。
奈良県 特定非営利活動法人関西ワンディッシュエイド協会 平成18年から活動を開始し、平成20年からは毎月もったいない食器市を200~300人の参加者で開催し、生駒市や奈良市との協働事業に発展した。また、食品加工施設から排出されるサツマイモの端材の商品化を進めるなど、食品ロス削減の取組も実施している。
熊本県 一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO 平成28年の熊本地震の被災地家屋で使用されたブルーシートを再利用して、デザイン性の高いトートバックを、被災した縫製工場や就労継続支援事業所で製造してもらい販売している。売上の一部を被災の支援団体へ寄付するとともに、活動を全国の被災地域に広めている。
熊本県 熊本農業高校畜産科養豚プロジェクト 平成28年から、近隣の食品企業の協力のもと食品廃棄物を利用して、豚の発育段階に応じたエコフィード(餌)を開発。企業と畜産農家の仲介役を務め、令和2年からは14軒の畜産農家にエコフィードを提供。食品廃棄物を年間250トン削減し、飼料経費の削減による所得向上に貢献している。
3R活動優良企業
都道府県 氏名等 功績内容
青森県 カットショップショーン 平成9年の美容院の開店時から、施術方法の見直しによる薬剤の使い過ぎの防止、容器包装の簡素化した商品を使用し、お客様へも推奨をしている。さらに、希望したお客様の頭髪をヘアドネーションへ寄付する等、お客様も巻き込みながら廃棄物減量に取り組んでいる。
秋田県 エコシステム秋田株式会社 平成30年度より東北地方等で排出されるリチウムイオン電池を受入れ、熱処理、破砕、選別により、アルミ、鉄、銅や、コバルト、ニッケル、リチウム含む黒色粉体を回収している。
京都府 株式会社斗々屋 平成29年よりごみを出さない「ゼロ・ウェイスト」を掲げた日本で初めてのスーパーマーケットを開業。繰り返し利用できるびんなどをお客様に持参、又はレンタルしていただき、量り売り形式で食品を販売するほか、ゼロ・ウェイストショップの開業サポートも実施している。
岡山県 JFE条鋼株式会社水島製造所 平成20年から、自治体が集めた使用済み乾電池を受入れ、主に鉄、マンガン、亜鉛を回収。現在までに6万トンを再資源化している。また令和3年からは難処理物であるスプリングマットレスを再資源化。さらに平成30年の西日本豪雨の災害廃棄物の処理を受け入れるなど資源の有効活用と地域の復興に貢献している。
鹿児島県 株式会社丸山喜之助商店 平成19年から事業所から排出される売れ残り弁当などの食品廃棄物のたい肥化を開始。その後取組規模を拡大し、平成25年度からは、日置市市内全域の家庭を対象に生ごみのたい肥化を実施している。これまで処理した生ごみは6500tを超え、約300tのたい肥は地元自治会や農家に無償で還元している。